ベンジャミンの窓辺で
驚いて、抜けた部分をくっつけたりしてみる。
でももちろんくっつくことはなく、見るも無残な状態に。
(どうしよう!!もうホテル目の前なのに!!?)
その時、
「野崎さん?」
振り向くと高級そうな黒のタキシードを着た彼の姿。
「さささ西園寺さん!!」
「こんばんは」
「あ!?あ、あの…こここんばんは」
「どうしたんですか?」
地べたに座り込んだあたしに西園寺は手を差し伸べた。
「す、すみません」
その手をとり、立ち上がる。
かかとの無いヒールを足の後ろに隠した。
「あの…その…」
(最悪だ…死にたい…)
すると西園寺は何も言わずにしゃがみこんだ。
靴を見ているようだ。
(ば…ばれた)
でも西園寺は何も言わずに立ち上がり、小さくほほ笑んだ。
そして次の瞬間―――
でももちろんくっつくことはなく、見るも無残な状態に。
(どうしよう!!もうホテル目の前なのに!!?)
その時、
「野崎さん?」
振り向くと高級そうな黒のタキシードを着た彼の姿。
「さささ西園寺さん!!」
「こんばんは」
「あ!?あ、あの…こここんばんは」
「どうしたんですか?」
地べたに座り込んだあたしに西園寺は手を差し伸べた。
「す、すみません」
その手をとり、立ち上がる。
かかとの無いヒールを足の後ろに隠した。
「あの…その…」
(最悪だ…死にたい…)
すると西園寺は何も言わずにしゃがみこんだ。
靴を見ているようだ。
(ば…ばれた)
でも西園寺は何も言わずに立ち上がり、小さくほほ笑んだ。
そして次の瞬間―――