キス魔な彼。


え!?え!?


間違いなく彼はあたしに向かって土下座している。そう、あの土下座。


あたしはコイツがそういう風に謝ったことで、なんだかほんとにほんとに申し訳なくなってきた。


あいつがしたことは、たいしたことないのだ。と。



あたしが返答に困っていると彼がそれを察したのか話しだした。



「実は…」


「じ、じつは?」



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