ひと夏の恋~満月の夜から始まった28日間の奇蹟~



「なんやありがと。」

そんな言葉を口にすることが照れくさくて、

だからと言って

「好きや。」


って言うこともやっぱりできなくて、オレは・・・。



彼女への想いをその夜もキスで伝えたんだ・・・。





それはとても熱がこもったキスで、クミちゃんの頬は月明かりでも判る位、ピンク色に染まっていた。





オレはいつまでもキスを止めなかった。





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