恋の相手は俺様王子!?
ウズウズする。
ソファーに座ってみたり、寝転がってみたり。
奴が家を出て、まだ数分。
あたしは勢いよく立ち上がると、カバンを掴んで家を飛び出した。
奴の謎が、もしかしたら分かるかもしれない。
そう思い、奴をつけてみることにした。
バレたらきっと怒られるけど、気になるもんは仕方ない。
こうしてあたしは、奴の謎を暴くため探偵気分を味わうことにしたのだった。
そして知ってしまう。
奴の大きな秘密に――――
.