オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】
――嘘……
こんなの、信じない。
また、あたしをからかってるんだよね?
目を開けて
またバカな奴……って
あたしをバカにして。
あたしはムカついて怒鳴り返すんだから。
――そうでしょ?
「ねえ……ナギ……ふざけるのもいい加減にしてよ……また、あたしを騙そうとしたって……解ってるんだからね?」
あたしはそう言って、ナギの体を揺すった。
だけど。
その体は
ガクガクと力なく動くだけ。
……ふざけないでよ。
あたしの胸の中に、怒りと言い知れない感情がないまぜになって膨れ上がってゆく。
「嘘つき……ナギの嘘つき!ずっと側に居ろって……離さないって言ったじゃない!!
ずるいよ!自分だけそうやって……
本当に自分勝手で、あたし……頭に来てんだからね!!」
あたしは涙を流しながら、しっちゃかめっちゃかにナギの胸を乱打した。
やっと気付けたのに
あたしはナギが好きなんだ……って。
それなのに……