彼と私の言えない秘密
そろそろ学校に着く


手前でチャリから下りて二人で歩いていた


昨日はココで、流海に会ったんだ


今日は…





「あれ?君は…」


私は後ろから聞こえた声に心臓を鷲掴みにされた


嘘…ヤダ…


私は急いで歩こうとした


「あ、おはようございます」


和真が振り向いて、挨拶をしている


「おはようございます、東條くん」


私は振り向かなかった


顔なんて見たくなかった


それなのに、何も知らない和真はこともあろうに、私を生徒会長に紹介を始め出している





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