彼と私の言えない秘密
私の前を何も言わずに微笑みながら通り過ぎようとする男子生徒


キーンコーンカーンコーン


ヤバッ!授業始まっちゃう


仕方ない!


「あ、あの…」


私は思い切って、男子生徒に声をかけた


「はい?どうかしましたか?」


眼鏡をかけたその人は優しく、場所を教えてくれた


「資料室はこの上の階ですよ」


「あ、ありがとうございました」


お礼を言って頭を下げた私の目に入ったモノは、3年生の校章


3年生は女子高に入ってもいいのかな?





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