彼と私の言えない秘密
私はベッドから起き上がり、そのまま上に座った


「明日、マジで行くのか?」


「うん…だって…」


「だってじゃねえよ!行くなって言ってんだろ?」


電話の向こうの和真が声を荒げる


「デートっていってもその辺プラッとするだけだろうし、二人っきりになったりしなきゃ、大丈夫でしょ?」


私はドコへ行くにも、何をするにも、周りの目があると信じていた


二人っきりにはならないもん!


「お前気楽に考えてるけど、何かあったらどうすんだ?気になったらすぐ電話しろよ?」





< 248 / 536 >

この作品をシェア

pagetop