彼と私の言えない秘密
竜一は優しく微笑む


「18年も一緒にいるんだ。わかって当たり前」


「でも…」


「無愛想な態度も俺の前だけって言ったろ?それが本当の美那だろ?」


「うん…」


私は恥ずかしくて下を向いた


「それとも…俺に告白したい?」


「え?何が?」


告白っていう言葉に反応した私は思わず顔を上げた


目の前に竜一の顔が迫っている


「俺、美那から好きって言葉、聞きてぇ」


「ムリ…」


「何でだよ〜好きなくせに!(笑)」


「だって…恥ずかしい…」


もう体中が熱くて、変な汗まで滲み出てくる





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