彼と私の言えない秘密
「照れ隠しかぁ〜俺、嫌われてんだとばかり思ってさ〜グレそうだったぞ?(笑)」


「だって…」


私は両手を頬に当てて、真っ赤になっているであろう顔を隠していた


「でも、俺、いつも美那に告白まがいなことしてたのに、何で気持ち、言ってくれなかったワケ?」


頬杖をついた状態の竜一は私を見ながら聞いてくる


「それは…竜一の隣にいたかったから…もし付き合って別れちゃうと、幼なじみには戻れないでしょ?だったら幼なじみのままでもイイかなって…」


「バッカみてぇ(笑)」


竜一は笑いながら私の髪の毛を撫でた


くすぐったい(笑)




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