彼と私の言えない秘密

恋の魔法

俺の気持ちは無事に美那に伝わり、毎朝、一緒に行くことにした


前を愛羅と和真が歩いているのが見える


俺は小さな声で美那に話しかけた


「美那、あそこのチャリ押してる奴が和真で、隣が愛羅」


「へ〜」


もちろん美那も小声だ


「高杉生徒会長、おはようございます」


「おはようございます」


そう言って眼鏡を上げる


隣で笑いを堪えている美那


今までなかったこの感じが凄く心地好い





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