彼と私の言えない秘密
抱き締められたまま、振り向く私


和真は私の体をクルッと自分の方に向けて、再度キュッと抱き締めた


「ずっとこうしていたいけど…」


そう言いながら私を離す


「和…」


チュッ


和真は私の頬にキスをして、私の頭の上に手を乗せた


「また、明日な」


「うん」


私は振り返ってチャリに向かう和真を見送った


手を振りながら笑顔の私達


和真と一緒ならどんな事でも乗り越えられる


この時の私は自信に満ちていた





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