彼と私の言えない秘密

魔の手

───────……

今日こそ女子達をくぐり抜けて、愛羅を安心させてやんなきゃな…


俺はそう思いながら急いで教室を出た


「東條、お前テニス推薦だったよな?部活行かねえの?」


廊下で会ったのはクラスメイト


長谷川雅也(ハセガワマサヤ)
中学は違うが、入学当初から、生徒会長の親衛隊だと噂がある


「一応、挨拶くらいはしといた方が良くね?テニス部の部長、生徒会長だしさ…行くなら案内するけど」


「そうだな…挨拶しとくか」


俺は挨拶だけのつもりで、長谷川に案内を頼んだ





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