PURE~君想う空~
「美月…先生の気持ちはホントに嬉しいと思ってるの。

こんな、あたしでも好きだと言ってくれて……。

先生がいなかったら、多分…今のあたしは、いなかったと思う。

自分の中で、凄く大事な存在なの。

でも、直樹君みたいな気持ちになれない……。」


「人の気持ちは、変わる……。
傍にいてくれる人に気持ちが動くと思う。」


「里沙……。」


「すぐ決めなくても、時間が解決するよ。」


里沙ちゃんが、あたしと美月の手を握った。



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