王子に姫の恋情を…




…ねえ、彼方



私、ずっとこんな日が続くと思っていたの





隣には貴方がいて

いろいろと今日みたいに大変なことはあっても最後にはやさしく抱きしめてくれる





そんな


まるで真昼のような和やかな時







だけど


昼はすぐに過ぎ去ってしまうの






後に残るのは

昼をまだ纏っている気だるさ






絶対に

この昼は終わることはないはずだったのに…




もう
過ぎ去ってしまったの?









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