一匹狼少年~ペットな彼~
と、とにかく、冷やさないとねっ!!
そう思い立ち上がろうとした時彼が微かに声を出した。
「う…」
見るとベッドから起き上がっていた。
「ちょっと、寝てないとダメだっ…キャっ!」
彼に腕を掴まれて思いっきりベッドに引き込めれた。
「俺をー‥拾ってくれるの?」
彼はアタシを見てそう口した。
「やだ…犬猫みたいに…‥何言ってるんですか。熱が下がったら、帰って下さい」
そうだよ‥
いきなり来てそんな動物みたいに言うなんて。