一匹狼少年~ペットな彼~
だからアタシはあの何も思い出のない部屋から出たんだ。
住んでいても、辛く苦しむだけ。
そんな何もない、帰って来ても暖かく出迎えてくれるわけじゃないんだったら、家なんて捨ててしまえばいい。
そう、思った。
そして、今にあたる。
アタシは一人立ちして、新しい人生を掴む為に今はコツコツと働いてる。
誰の力も借りないでいるのは大変。
だけど、アタシは自分一人だけで生きて行くんだ。
あんなの、親なんかと呼ばない。