高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
夕飯の片づけを一緒にしていたら
渡辺から電話がきた。


「あれからどうなった?」
俺は、なんとかしてくれたら
という気持ちだった。

「子供みたいに
ワンワン泣くんだ。
ナベ…ゴメン…ゴメンネ…って。
俺は、ただ抱きしめるだけで……」


俺は力が抜けた。


「そっか。
俺もまた…声かけてみる。」



「健太・・・
おまえがそんなこと言うとは
思わなかった。
だから?って言うのかなって。」


「睦美があんなに混乱してるのは
俺のせいだもんな。」



「おまえ変わったのか?
氷の男じゃなくなったのかな?」



「俺も真剣に大切な女ができたから
今までの俺じゃいられないって
今回の睦美の事で
自分のやってきたことが
ひどいことだったって・・・・」


「おまえを変える女って
すごいな~~~」



「愛してんだ。
一生俺が守って行くって誓ったから。」


くみちゃんが
俺を見上げて目頭を押さえた。
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