汚れた街の汚れなき天使



「ごめんね……」



「大丈夫、大丈夫。」



何故か……アタシの方が頭を撫でられて、涙腺が緩む。




「ごめんね……ごめんね」



それしか言えないアタシ。



「大丈夫だよ。これあげる、ねっ?」



差し出されたのは可愛いハートの形のパン。



「あとね、教えてもらいたい事があるの」




本当は寂しい筈なのに笑うから……さ、仲良くなりたくなっちゃったよ。




今までゴメン。



これから……よろしくね。





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