弱者

成人してから健一は営業マンとして必死に働き母への仕送りをする。
紀代美は早々に結婚し、平凡な主婦として今も幸せに暮らしている。
やがて健一は自分で会社を経営し、数年が経過、知人の紹介により美和子と知り合い結婚。

美和子を妻として見た瞬間、母親のことを思い出し、どうにもならない感情が爆発して酒を飲んだりした拍子に今回のような結果を招いてしまうのだと。


『何故、お母さんなのです?健一さんが憎んでいるのはお父さんではないのですか?』


町村の質問に、健一は面食らったようだ。 考えもつかなかった、というような笑みを向けてこう言い放った。


「何故、父が憎まれなければならないのでしょうか。」


< 30 / 30 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:4

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ペロ

総文字数/19,055

ミステリー・サスペンス68ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
薄茶色のフワフワな体に大きく垂れた耳、まぁるい真っ黒な目。 首を傾げながらの上目遣いがなんとも愛らしい子犬のペロ。 一目見て、癒されていく孤独な人々・・・ でも、ペロには飼い主がいない。
人気No.1のおブスなキャバ嬢の話し

総文字数/8,553

実用・エッセイ(その他)29ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
弱みは強み ピンチはチャンス そう、コンプレックスとは最大の武器 これは、恐ろしく前向きに生きることで幸せを手にした女のお話し・・・
未完成人一家

総文字数/18,434

ミステリー・サスペンス63ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
未成熟な親に育てられた者同士が夫婦となり、その夫婦関係が抑圧を生む 抑圧だらけの環境が、子の人格形成に大きな影響を与える 人格形成の不完全な子が大人になり、同じ匂いを放つ者に惹かれ、恋に堕ちる・・・ そう、これは終わりのない無限のループ・・・・

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop