1年3組 地味男

派手に転けてしまった…


電気は近くにあるのに一瞬、辺りが暗くなった


「大丈夫か??」


うちは、ゆっくり頭を上げると彰くんが居た

さっきは怒っていたのに
今は眉を下げて心配した表情の顔になっていた


うちの事心配してくれている!?
と思うと
そんな事で何故かキュンッとなった…

「本間に大丈夫??立てる??
立てへんくらい痛いん!?

じゃあ、お越したる!!
……よっこらしょっと!!」

ヒョイッとうちの体が浮いた

「!!……どへぇ~!!」


えっ!?

てか、どないなってんの??

「まぁまぁ落ち着いて~」

そう言って彰くんは軽々と
うちをおんぶして近くのベンチに座らせた


ヤバイ!!
心臓破裂しそう!!
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