同窓会

「離し…て」


「田中さんみたいになりたい?痛いよね?まだ生きてるかな?」


「…っ…ここまで…される程…私達が何したって…言うの」


「何した…だって?」



「前田君を…私達は止めようとした…助けようとしたんだよっ!なのに…何でこんな―…っ」



桐島君は手を振り上げた。
頬の痛みよりも、怒りがこみ上げてきて涙が溢れた。



「…春菜が…何であんな目に遭わなきゃいけないの?ふざけんじゃないわよ!亡くなったのは全部私達のせい?!」


怒りで私は大声で叫んでいた。



「うるさい…黙れっ!!」


両手で私の首を掴み、絞めていく。



「が…っ…ぁ…ぅ…っ」



振り解こうとしても、女の力ではびくともしない。



駄目だ……。



薄れゆく意識の中で、誰かの足音が耳に届いた。




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