桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜
一体どこから?
私はこの輝く花びらが来た方に目をやると、そこには昨日までなかった一本道があった。
この桜の花びらはその道の向こうから来てるようだった。
ヒラヒラと同じような花びらが私の頬を掠めていく。
たまには寄り道でもするか
そして私は、その道の方へと歩きだした。
蒼い月明かりが前の道を淡く照らす。
周りは木で覆われ、自分の足音しか聞こえないぐらい辺りは静まり返っていた。
前を歩くにつれ、桜の花びらがどんどん増えている。
場所が近いのか…
そもそもこの道は一体どこまで続いてるんだ?
「ハァ…ハァ…」
さすがに疲れた。
もう引き返そうか………
そう思った時
目の前の景色が変わった。
「あれは……」
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