★暴走族の紅一点★

★姫華★




屋上のドアを開くと
竜とお兄ちゃんと
知らない男の人が2人いた



「姫華..こっちおいで...
別に説教する為に
呼んだんぢゃねえから」



「う...うん」



竜の顔をちらって見たら
鬼のような血相で
仁王立ちしていた




「姫華...さっそく聞くが
竜とはどこで
知り合ったんだ?」

「え....?竜とは
今日の朝、家の近くの公園で
会って、自転車がパンクした
から竜が学校までバイクで
送ってくれたの」


朝あった事をお兄ちゃんに
話すと、お兄ちゃんと
男の2人組がびっくりした顔で
見て来た


「まぢかよ....」

「あの竜が...?」

「ありえねえ.....」



とか、呪文のように
うなっていた



私は



「それより...お兄ちゃん..
いつから暴走族に
入っていたの?」



何気ない一言で
お兄ちゃんの顔が
一気に強ばった....










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