地図にもない場所へ
第二章バイト

【龍】悩…



龍vision




「その麻莉沙ってあの子か?」





ぶー!!







俺は飲んでいたミルクティーを店長の顔にモロ吹き出しちまった…






「うわっ!ばっか!!きたねぇなぁ!!!」





「…わり…」






「…チャンス到来!」





小声で哲哉がからかう










駄目だ…やっぱり俺、熱でもあるのかも…








「まりーっ!ここ!店長優しい人だからすぐおkしてくれるよ!」






誰だあいつ…




「おー!摩紀じゃん!俺になんの用だぁ?」







「…店長、知り合い?」







俺は鈴木の存在を忘れようと必死で目を反らす






「ああ、お前と同じような感じだな!何回か俺の店に来て話してる」





「ふーん…」






俺は視線を飲みかけのミルクティーに落した








「あ、は、初めまして!鈴木麻莉沙ていいます!」









やべ、なんかもう何がなんだか分からなくなってきたわ







俺が必死に視線を落としていると隣りから妙な気配を感じた




< 13 / 34 >

この作品をシェア

pagetop