地図にもない場所へ

【龍】一目惚?




「だ、大丈夫?!」





「あ、あぁ、俺は真咲龍…お前は?」







どうしちまったんだよ俺…




「私は鈴木麻莉沙!よろしくね!」








麻莉沙…か









――――…




「…それは…恋ですなあ!龍さんよぉ!」



下校中よくお世話になっている店に寄った時不意に哲哉にそう言われた





「ぶーっ!龍がか?!明日雪降るぞ!」



その店の若い店長が飲んでいたレモンティーを噴出して笑いながら俺に言った


この人とは中学の時からよく哲哉と話している




「な…そ、そんな訳ある訳ねぇよ…」



「うけるわーっ!龍日本語おかしいぞ?」







俺はいままで人を好きになんてなった事は一度もなかった



何人に告白されたかは覚えてないが全部断ってきたのは覚えている




「まあまあ、できる限り協力すんよ!龍は俺の親友だからな~!」




「だから別に興味ねぇって!」





「おー!龍が怒った!」





俺と哲哉が言い合ってると店長が窓の外を指差して俺に言った




「その麻莉沙ってあの子か?」


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