恋愛ゲーム
どうしよう…
先輩のことが好きだって分かってしまった今…あたしはどんな態度をとったら良いの?
「明菜?どうした?」
「――…やっ…!」
…ドンッ!
いきなり顔を覗き込まれて、驚いたあたしは思わず先輩の身体を押して突き飛ばしてしまった。
驚いたような表情で、あたしを見る先輩と。
思いきり突き飛ばしてしまった自分の腕を見て、あたしは唇をギュッと噛み締めた。
「ご、ごめんなさい…っ」
「……」
どうしよう…
先輩はあたしから視線をずらして、黙ったまま何も言おうとはしてくれない。
先輩、怒っちゃったよね…
「…ごめん…なさ…」
――目頭が、熱い。
じわじわと視界が涙で歪んできて、あたしはそれを急いで制服の袖で拭った。
…先輩のこと、怒らせちゃったよ…
「…ひゃ…っ!?」
「…ったく、何泣いてんだよ。バーカ。
ほんと可愛いよな、お前」