私は大事なそっくりさん


「…うちの、お兄ちゃんがあなたに迷惑をかけたから……」




むすっとしながら小さな声で話す柊さんは、何故だか怒ってるように見えた。




「わざわざありがとう。大丈夫だから、気にしないで! 」




私はにっこりと柊さんを見つめた。




すると、柊さんはいきなり私の所に歩いてきた。




私は驚き少し身構えた、そして




「あいつら、何とかして。しつこくてトイレにも行けない」




そう囁いたのだった。




私は苦笑いをしながら、夏に助けを求めた。




任せて、柊さん。





< 16 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop