私は大事なそっくりさん
「どうしたの? 由姫ちゃん」
涼さんに見つめられてる……
「そんなに大した事じゃないので、大丈夫です……」
今の私には、それしか言葉が出てこなかった。
「ホント? ならいいんだけど……」
なんか私、凄く変な人みたいじゃない??
うわあ……
どうしよう……!!
「俺、買い忘れた物があるからちょっとコンビニ行ってくる。………あっ」
今までの出来事を思い出していたら、自分の意味不明な言動に今更恥ずかしくなってきた。
穴があったら入りたい。むしろ、もう逃げてしまいたい。
「じゃあ、私………」