ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
……余計なこと言うんじゃねぇぞ…。
視線に込めて思いっきり睨み付けると、ただならぬ雰囲気を察した2人は、その笑顔を固まらせる。



「……え、えーと…銀次さん?」

戸惑いながら口を開く後輩に微笑みかけた。


「…お前ら、相当、酔ってるだろ?…何を言ってるか、全っ然分からねぇな」

笑顔を作るが、目は睨み付けたまま。

今度は2人の顔がピクピクとひくついている。



そんな奇妙な空気を察したのか、桐島がひょこっと顔を覗かせた。


後輩たちは俺と桐島の顔を交互に見る。


「…あ、え、えーと……親戚の子かなにか…?」

紹介を求める後輩の声を無視し、作り笑顔で言った。

「……お前ら、大丈夫か?…酒が残るとまずいだろ?」

言ってることは優しいが、さっさと帰れ、という意味だ。

「……そ、そうっすね…」

「か、帰った方がいい…かな…?」


これ以上はまずい、と察した2人はそそくさと帰ろうとする。


「また今度、ゆっくり、呑もうな」

ニッコリと恐ろしいほどの笑みを浮かべると、

「……は、はいぃっ!!」

と2人は逃げるように帰って行った。


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