ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「ま、でもスッキリしたよ!…結果はダメだったけど、告白してよかった」


そう明るく笑う清川に、こっちが逆に元気付けられる。
思わず手が伸び、その頭をグシャッと撫でてやった。

「…お前のそういう前向きで明るい性格、俺は好きだ」


コイツのことなんて大嫌いだったが、今となっては妙な愛情さえ沸いてくる。
教師らしからぬ発言で恋心を潰そうとしたこんな俺を、なんだかんだで慕ってくれる。今まで気付かなかったけど、清川って結構いい奴だったんだな。


感慨深く見つめていると、

「ちょっ…!銀ちゃん!?俺、ソッチの気はねぇから!悪いけど!」


と、身体をのけぞらせて、俺から本気で離れようとした。


アホか!
今度はその頭をバシッと叩いた。


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