ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
予想通り、今日の授業は全く身が入らなかった。


「今日の銀ちゃんすげぇ機嫌わりぃぞ」

と、生徒にヒソヒソ噂される始末。そんな自分が情けねぇが、どうすることもできない。


はぁ…放課後の対策勉強どうしようか…。桐島に会いたいけど、会いたくない…。


職員室でぼけーっとしていると、


「三神先生〜大丈夫ですかぁ?」


甘ったるい声で栗原先生が声をかけてきた。

…そういやコイツの存在をしばらく忘れていた。「大事な女性」発言をしてから、誘われることもなくなったから、ようやく空気が読めるようになったかと安心していた。


「…えぇ、大丈夫です」


「栗原先生、こういう時は放っておいたらいいんですよ。三神先生は機嫌いい時と悪い時、分かりやすいですからね」


いつの間にか登場していた田中先生の発言にカチンとくるが、当たってるので言い返せない。


「すみません、気を付けます」


ハハハ…と苦笑いを返して、職員室をあとにした。


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