ダイスキ熱愛先生！～溺愛教師の不純!?な個人授業～

まとわりつく生徒の群れからようやく抜け出し職員室へ逃げ込むと、


「三神先生!!大事な女性ってあの人なんですね…」

「おキレイな彼女ですわね〜ホホホ…」


今度はうるうると瞳を濡らした栗原先生がグイッと近づき、その横で大場先生が微笑ましく俺を見つめていた。

ここもかよ……。ガックリと肩が落ちる。


「違います…ただの同級生です…」


何を言ったところでどうせ聞いちゃいないだろうと、力なく答えた。


「あんなベッピンさんをつかまえるなんて、さすが三神くんだね〜！ガハハハハ…」


遠くの方では教頭の遠慮ない大声が響き、他の先生たちも興味深そうな視線を俺に向けている。


「だから、違いますってば…」


なぜ俺はコイツらにまで弁明しなけりゃいけないんだ…。

あちこちで勝手に盛り上がる鬱陶しい同僚を見つめながら途方に暮れた。