ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「どういうことでしょうか…?」

いぶかしんでいると、藤堂蘭子が微笑みながら俺の前に立った。


「一度、三神さんの職場を見てみたかったのです。三神さんのこと、もっと知りたいですし…私としてはそろそろ仲を深めていきたいので」


ホントにそう思っているのか分からない口調だ。仮面のような微笑みからは、こいつの思惑が読めない。


「申し訳ありませんが次の授業が控えてますので…」
もちろん断る。こいつと一緒に校内を歩きたくない。


「大丈夫だよ銀次君!次の授業まであと30分以上はある!」

おいおい。察しろよ校長…。

ギロッと校長を睨んでいると、再び藤堂蘭子がクスっと微笑んだ。


「少し2人でお話しもさせて頂きたいので…。きっと、三神さんにとってはいいお話しかと…」

「……いい話?」


そう言って藤堂蘭子は不敵に微笑んだ。

何なんだ一体…。こいつは何を企んでいるのか…?


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