ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「あのね、先生……」

「うん、どうした?」

「今日の夜も……会えないの…?」

「……へ?」



なななななんて言ったっ!?俺の気のせいじゃなければ、「会えないの?」って言ったよな!?

こっ、こっ、これは結衣に求められているのかっ!?

ピッキーンと身体が固まって動けないでいる俺に、結衣は悲しそうな表情になり再び聞いてきた。


「やっぱり、……ダメですか?」

さらに必殺の上目使いで見られ、心臓が壊れそうなほど鳴り響く。何も喋ることができない。何か言わなければ、と思うのに言葉が出てこない。

ダメじゃない!!
どうにか伝えようとひたすらブンブンと首を横に振った。


「えっと……会えるの?」

結衣が俺を見ながら、どっちだろうという表情で問い掛けた。今度はそれにブンブンと首を縦に振る。情けないが、動揺しすぎて、言葉にならないのだ。


結衣が俺に会いたがることなんて今までなかったから、若干パニックになっている。
心臓がバクバクと激しく鼓動を打っていた。


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