ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「どうした?欲しいものあったか?」

「いえ、そうじゃなくて……はい、どうぞ」


そう言って鞄からゴソゴソと取り出したのは小さな包み箱。淡いピンクの包装紙でキレイにラッピングされている。


「何だ…?」

「プレゼントで思い出したんです。明日、バレンタインでしょ?」

「…へ?」


バレンタイン?

そういえば…毎年大量にチョコレートを送りつけられる悪夢の日があった…。やっぱりイベントに疎いため気付かなかったが、そういえば明日がその日か…。


ということは…も、もしやこれは…。

結衣からのバレンタインのプレゼントっ!? まじか!?


な、なんてことだっ!!

感動しすぎて言葉が出ない。


何も言わず、じーっとその包み箱を見つめて感動に浸っていると、「あの、先生…?」と結衣が不審がった。

< 403 / 479 >

この作品をシェア

pagetop