ダイスキ熱愛先生！～溺愛教師の不純!?な個人授業～

あっという間に一週間後が来てしまった…。

実のところ、何も考えていない。なるようになれ、という感じだ。


この一週間、桐島とはほとんど接触していない。

…飢えている。心が桐島を渇望しているのが分かる。

放課後まであと少し。早く、と待ち望んでいたその時、芝内先生から声をかけられた。


｢三神先生、実はですね…。桐島の受験対策のことを聞き付けて、他の生徒も希望してるんですよ…｣


｢え!?｣


何だと!?ふざけんじゃねぇ!!桐島以外面倒みるつもりなんかない。

｢いや、ちょっと、それは…。正直、桐島でいっぱいいっぱいで…｣

実際は全然余裕だか、新人らしく困り顔で芝内先生を見る。

｢そうですかぁ…じゃあこっちは大場先生にお願いしてみます｣


そいつら絶対俺目当てだ。勉強する気なんてねぇぞ。

すみません、と言いつつ芝内先生に同情する。
生徒に振り回される先生の姿が想像できた。