ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
教室の扉を開ける。

「あ、銀ちゃんだ♪」
「銀ちゃん手伝ってくれよ〜!」

生徒たちがわらわらと集まってくる。クラスのほとんどが残って作業しているみたいだ。

「お前らほどほどにしろよ。もう時間も遅い」

俺の言葉に、もうこんな時間か〜、と皆驚いている。
確かに外はまだ明るいから、時間の感覚が鈍るだろう。

桐島を見ると、慌てたように時計を見ていた。

他の生徒は置いといて、一目散に桐島の所へ向かう。

「桐島、今日はどうする?」

残念だけど、もう時間も遅い。早く帰さねぇとな、と思いながら桐島に聞く。

「す、すみません、三神先生!まさかこんなに時間が経ってるなんて…」

申し訳なさそうに謝る桐島に笑いながら答えようと、じゃあ…と口を開いたその時、

「課題だけ見てもらっていいですか!?」

と桐島が慌てて片付け始めた。


えっ!?やんの!?

今日は諦めていたから、驚きと同時に喜びが沸き起こる。


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