セカンドキス
「人、増えたね。こんなに寒いのに。」
「クリスマスだもん。」
「そうだったね。」
クリスマスと言う事を忘れていたわけじゃなかった。
ただ、会話を繋ぐ事に僕は必死だった。
隣で微笑む彼女を見ながら、ポケットの中の物をぎゅっと握り締めた。
「クリスマスだもん。」
「そうだったね。」
クリスマスと言う事を忘れていたわけじゃなかった。
ただ、会話を繋ぐ事に僕は必死だった。
隣で微笑む彼女を見ながら、ポケットの中の物をぎゅっと握り締めた。