独り言２＜その後のある日＞

ときめき‥♪

ピカピカに磨き上げられた
洗面台と美しくあしらわれた
小物を目にした真奈美は

「あらぁ‥綺麗にしてある。
やっぱり‥いい奥様ねぇ♪」

すると‥京子は

「そう？まぁ‥ちょっとした
ことで気分がよくなるなら
いいものね‥♪」

「その心構えが大切なのよねぇ‥
でも、それがなかなか実践でき
ないのが、現実でしょ？
なのに‥えらいわよ。さすがね‥」

そういいながら、簡単に化粧直しを
済ませようとした真奈美に京子が

「ちょ、ちょっとぉ‥もう少し
丹念にお化粧直ししなさいよ！」

その言葉に真奈美は思わず顔を
赤らめていった。

「え、えっ？あ、あははは‥。
なんだか‥こういう事とは
随分ご無沙汰してるからね‥
お恥ずかしい‥。」

「な、なにお婆さんみたいな
こと言ってるのよ！やだぁ‥。」

京子はそう言いながら噴出した。

その様子に真奈美もつられて

「やだぁ‥キャハハハ。」

大笑いした。