君を何度も~俺様☆天然~
「・・・・ねえ、文花。」


「今日の朝、警備員室に出かけたらしいよ。」


・・・相変わらずの素早さには天晴だ。

「でも・・・。」



「ん?どうかした?」


急に文花が考え込むような表情をしてきた。


「青依の足・・・。」


すると文花は深いため息を着き、


「やっぱやめとく。


おバカな杏さんに言ったって伝わらないもんね~!!」



むっ!!


「何よっ!!あたしだって青依の事ぐらい分かるわよ!!」


「じゃあ青依の誕生日はいつ?」


「え・・・・っと・・。」


「はい、バ~カ!!」

「まだ何にも答えてない~!!」


そんな話でごまかしてしまった。


でも文花は気づいていたんだ。


青依の異変に、


まさかもう魔の手がしのびよってきたなんて。

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「ここまでは順調だね♪」

体育祭が始まり、二時間。

休憩を挟み次の種目は問題のクラス対抗リレー。


「あたしは出ないけど、二人とも頑張らなかったら死刑だからね。」

「げっ!!文花ならまじでやりそう~!!」


とかバカ話に花を咲かせていた時、










ザザザッ!!


ドンッ!!


突然視界が揺らいだ。

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