学校と…
~第一章~
ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…


機械音が個室に響く…


私生きたい…死ぬのは嫌…でも…体は動かない、喋れない…
何より…クラスのみんなに会いたい


そう思っていたらお母さんが私の手を握った

「夢希…寒くない?あなたが眠り続けてとうとうクリスマスになっちゃったんだよ…」


そう…私は今植物状態に陥っているの…
今はもうクリスマス…動けないけど、表情を顔に表せないけど…
今とても嬉しいんだよ?お母さんがずっとそばにいてくれるから…


お母さん…ごめんね、ありがとう、私お母さんの子供で良かった…


ピッ…ピッ…ピーーーーーー…


「夢希…?夢希!夢希ぃ…ヒック…夢希ぃ…死なないでよぉ…ヒック…ゆ…きぃ」


12月25日


桂木夢希 永眠



享年15歳


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