愛してる

-to2-






『誠、さっきどうだったん?』


『は!?』


『だぁかぁらぁ!愛ちんと・・・。』




『きゃー!?』


アタシは琵月を突き飛ばした。


『な、ななな何を誠に聞いてるの!』

『愛ちん、誠のえっちは気持ちよかった?』

『琵月!』

『悪い悪い。誠エロいから気ぃつけんと、襲われちゃうで。』




誠は琵月の頬を引っ張る。



『うるさい。』

『痛ーーい!』

『愛、コイツ中学校の時女子のパンツ覗き込みまくってたんだぜ。』


『違う!』





『何ですって?誠、今何て?』



心だ。





心は琵月の上にのしかかった。


『琵月くーん、アタシ以外の女の下着見るのねぇ・・・。』


『いえ、今は見ません!』


『ふぅーん。』






怖い・・。




『愛、あっち行こう。』

『う、うん。』






屋上、アタシ達好きだなぁ。




いつも、一緒にいた。







『誠・・・。』

『何?』

『アタシ、誠とのキスが初めてだった。』

『え、さっきの!?』

『うん・・・。』


『うわぁ・・。』


誠は頭を抱える。




『初めてがディープキスじゃん・・。』






確かに。







< 20 / 40 >

この作品をシェア

pagetop