†シークレット・ラブ†

┗祥子side


「雨沢さん!雨沢さん!」


名前を呼ばれ
顔を上げた


「せんせい…」


「どうしたんですか!?」


凄く心配そうな瞳…
あたしの肩をシッカリと優しく包み込んでくれる腕のぬくもりに

涙が溢れ
胸に頬を押し当て
泣いた…



「雨沢さん…」



「ごめんなさい…
ごめんなさい…」



「謝らないで…
立てますか?僕に捕まってください」


彼の腕に支えられながら


近くのベンチに腰を下ろした。




< 190 / 265 >

この作品をシェア

pagetop