†シークレット・ラブ†


「ごめんな…祥子…

ごめんな──…」




だけど…


あたし達
2人は…
気づかぬうちに

2人だけの世界だった

心の中に


違う他の誰かの存在に気づき


その想いを
消す事ができなくて
どこかで


自分の心を
誤魔化して
生きてきたのかもしれないね…




ねぇ…




誠司…


あなたの心の中に


あたしは





あたしは


いましたか…?




あたしは…



あたしは

あなたを



あなたを…



───…愛していたよ…。






< 207 / 265 >

この作品をシェア

pagetop