†シークレット・ラブ†

裕美の頭を撫でながら言った…


「きっと…もしもこの世に運命の赤い糸で結ばれている相手がいるとしたら


それは、俺じゃなくて…



あの男かもしれないな…」




「誠司…」





あの時

俺は、見てしまった…


俺じゃない
他の男の胸の中で
泣きじゃくる
祥子の姿を…



祥子は
一度も
俺の目の前で


あんな姿を見せた事がなかった…。





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