怪盗イニシャルSからの予告状
あー、今日もあっちぃなぁ…



まだ8時15分だってのにギラギラじゃん。



太陽って、マジ元気…。



俺は朝からあんなにギラギラすんのは無理だな。



うんうん。



いつも通り、のんびりチャリをこいだつもりだったのに…



思ったより早くガッコーに着いてしまった俺は、



ってか、昨日の手紙は一体なんだったんだろ…?



う~ん…



わっかんねー!!



昨日のコトを思い出しながら、のんびりと廊下を歩いていた。



「…はよ。」



「おっはよー!!亮ちん!!今朝もテンション低いねぇ!!」



「……ほっとけ。」



そして教室に入り、



前の席に座る親友の駿に悪態をつきながら、肩に掛けていたバッグを机の上にドガッと置くと、



頭文字S…



う~ん…



何もされてねーだけに不気味だ…



眉間にシワを寄せながら椅子に座った。

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