怪盗イニシャルSからの予告状
「えと…あの…ね…」



「ん?」



数十秒の沈黙の後、



やっと目を合わせてきた凜は、



「えと…ね、」



「ん?」



なんだ?



ってか、今日の凜、マジ変だよな。



首を傾げる俺を見つめながら、かなり遠慮がちに口を開いてきた。



「えと…」



「なに?」



「んっ…と、…あっ!!」



「ん?」



そして何を思いついたのか、



コクンと頷き、



キョトンとする俺を上目遣いで見つめてくると、



「亮。あの…ね、」



「うっ…うん。」



「ちょっとだけ…目、瞑って?」



「へ?」



突然、意味わかんねーことを言い出してきた。

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