乱樹(らんじゅ)の香り
「彼女、いても全然いいってこと?」

「うん・・・と、思ってたんだけど、こういうときに辛いんだな~って、今痛感してるとこ」

カイラは、追いついて隣を歩いている。

「あいつは、優柔不断のカタマリだからなぁ」

「何それ?」

「根がやさしいから、他人を無下に扱えないんだ。

それが一番罪作りなときもあるってことに気付いてもいないのかも」

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