エステティック時代到来

エステティックの歴史と現況

ヨ―ロッパでは、エステティックは長い歴史を持っています。特に肌やプロポーションを美しくするプロの手によるケアとして、現在でも、利用者の年齢層は大変幅広いものとなっている。

若い女性の人気が高い日本の状況とは、かなり異なる。

中でもフランスは、エステティック発祥地として知られる国で、その源流は18世紀のマリ―・アントワネットの時代にさかのぼります。

当時、宮殿に集う貴族のご婦人は、スカートが大きく膨らんだ装飾的なドレスに身をまとい、口元や眉を飾り、美しいかつらで髪を飾って美を競い合いました。
そして、ほかの人よりもさらに美しくなるために、まだ入浴の習慣はありませんでしたが、牛乳風呂に浸かって肌を磨いたり、高価な化粧品によるお手入れを行ったりしていました。

こうした流れを受け継いで、化粧品業界とともに発展してきたのがエステティックです。

20世紀に入る頃には、すでに美顔、脱毛やマッサージといったボディケアを行う、現在のようなサロンスタイルが登場します。

フランスでは、『インスティチュ―ト』と呼ばれる大型の店、中規模の『サロン』、さらに2~3人のエステティシャンによる『キャビン』と名前が分けられていますが、インスティチュ―トの多くは化粧品会社が直営で営業を行っているものでした。

ここでは、美肌のスキルケア法やメイク法を有料で教えながら、同時に化粧品を販売するという、エステティックの原型ともなる営業形態がとられていました。それが当時の上流社会の女性に注目されて、エステティックとして急激に発展してきたのです。
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